6月22日「ベネッセの地域医療セミナー」が広島コンベンションホールで開催され、特別講演「正しい知識と早期受診で”幸せな認知症”」をさせていただきました。多数のお申し込みを頂き、定員をできるだけ増やしたのですが、ご参加いただけなかった方も50名以上おられたそうです。
22日当日は、中国地方が梅雨入りとなり、あいにくの天気でしたが、大勢の方にご参加頂けました。様々な状況で、認知症との関りや関心のある方がご参加されたことと思いますが、何かヒントになることがあれば大変嬉しく思います。当院に通院中のご家族の方々も多数お見受けしましたので、またご感想をお伺い出来ましたら幸いです。
今回ご参加できなかった方も多かったのですが、また、今年の秋に次の機会を企画できるかもしれません。決まりましたら、また、ホームページなどでもお知らせさせていただきます。
何はともあれ、アルツハイマー型認知症の新薬が登場して、診断がつけば、軽度認知障害(MCI)という、認知症の手前の状態から治療できるようになりましたので、以前より少し物忘れがひどくなったという感じがするのであれば、病院で詳しい検査を受けることが大事です。「ご飯を食べたのを忘れるようになったら認知症だ」というような表現が以前はよくされていましたが、その状況で病院を受診されたら、おそらく手遅れで、新薬を使える時期は過ぎていることでしょう。すべての病気と同じで、早期発見が良い経過の秘訣です。年のせいかと思う変化があれば、一度病院で検査を受けてみてください。
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